「歌謡ポップスチャンネル」、音楽エンタメサイト「Re:minder」、雑誌「昭和50年男」が主催となり、2024年2月9日から3月10日までの1ヶ月間、「Re:minder」の特設サイトにて投票を受け付けた『80年代アニメソング総選挙!ザ・ベスト100』。
対象アニメをリアルタイムで視聴していた世代からZ世代に至るまで、幅広い年齢層から4,000票を超える投票をいただきました。
投票は1980年1月1日から1989年12月31日の間に発表されたアニメ作品(テレビ、映画、OVA他)のオープニング、エンディング、挿入歌等、事前にノミネートされたアニソン200曲の中から10曲を選び、1位から10位までの順位付けとともに投票していただきました。この一般投票による結果と、音楽ライターやDJなど有識者からなる約40名のアンバサダー投票の結果を集計したものが、本ランキングとなっており、TM NETWORKの「Get Wild」が栄えある1位を獲得、80年代アニソンの頂点に輝く結果になりました。
50位
中島義実 / ヤング・フレッシュ 「まんが日本昔ばなし」より
市原悦子と常田富士男の独特の語りが印象深いアニメ『まんが日本昔ばなし』のエンディングテーマで、子役タレントの中島義実と、東映アカデミーの子役陣によるヤング・フレッシュの歌で音源化された。EDとしては5代目ながら人気を博し、子供や子熊、うさぎやもぐらが登場するアニメとともに1984年1月から2003年9月の放送終了までの間、断続的に使用された。
49位
戸田恵子 「伝説巨神イデオン」より
日本サンライズ制作、東京12チャンネル(現・テレビ東京)で1980年5月から放送された『伝説巨神イデオン』のエンディングテーマ。『機動戦士ガンダム』テレビシリーズ終了直後の富野喜幸(由悠季)を総監督に迎え主題歌も作詞(井荻麟名義)、作曲にはすぎやまこういち、歌は戸田恵子が担当。戸田にとって、その後最も多く請われて歌ったアニソンだという。
48位
武田鉄矢 「ドラえもん のび太の宇宙小戦争(映画)」より
1985年に公開されたアニメ映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』のエンディングテーマ曲。映画1作目『ドラえもん のび太の恐竜』から主題歌の作詞を手がけてきた武田鉄矢にとって、初めて自身の歌唱による主題歌となった。懐かしい少年時代の記憶を思い起こさせる叙情的な作風が広く愛され、ドラえもん映画の主題歌の中でも際立って高い評価を受けている。
47位
HARRY 「未来警察ウラシマン」より
フジテレビ系アニメ『未来警察ウラシマン』のオープニングテーマ。制作のタツノコプロ得意のSFメカアクションものに、低年齢層向けのギャグ要素を加えた内容で、楽曲はコーラスワークも印象的なギターポップ。シンガーのHARRYは『ウルトラマン80』の主題歌で知られる元TALIZMANのリーダー木村昇で、ハーリー木村名義でもアニソンを歌っている。
46位
たいらいさお 「銀河旋風ブライガー」より
1981年10月よりテレビ東京系で放送されたロボットアニメ『銀河旋風ブライガー』の同名オープニングテーマ。時代劇風のナレーションや始末屋的な物語はSFアニメ版『必殺シリーズ』などと呼ばれた。『タイムボカン』シリーズで知られる山本正之の作詞・作曲で、「バス・ストップ」の平浩二の実弟で、童謡歌手のたいらいさおが歌っている。
45位
太田貴子 「魔法の天使クリィミーマミ」より
アイドル太田貴子がヒロインの声を務めていた、日本テレビ系アニメ『魔法の天使クリィミーマミ』の第2期エンディングテーマ。太田はオープニングテーマ曲「デリケートに好きして」をはじめ、挿入歌も含め同アニメ関連の楽曲を7作品も発表している。B’z結成前の松本孝弘がギターで参加していることも、後に知られるようになった。
44位
中原めいこ 「きまぐれオレンジ☆ロード」より
まつもと泉原作の超能力ラブコメ漫画『きまぐれオレンジ☆ロード』は1987年4月より東宝とスタジオぴえろの製作によりテレビアニメ化がなされた。この際の37話から最終話までの3代目オープニングテーマ曲に選ばれたのが、中原めいこの同曲。挿入歌も含めシティポップ系の作品が多く使用された同アニメの代表的な楽曲となっている。
43位
沖田浩之 「キャプテン翼」より
サッカー漫画の金字塔『キャプテン翼』アニメ化の際の主題歌で、1983年10月からの第1シーズンで流された。歌詞内の「チャンバ」とは、その後作詞の吉岡治自身が「ばあちゃんを業界風に言い換えたもの」と明かしている。「E気持」で知られるアイドル・沖田浩之のバージョンは87話までで、以降は同期の竹本孝之バージョンが流された。
42位
永井真理子 「YAWARA!」より
浦沢直樹原作の柔道漫画『YAWARA!』のアニメ化は、『YAWARA! a fashionable judo girl!』のタイトルで、日本テレビ系列で1989年10月より全124話が放送された。その初代オープニングテーマがこの曲で、永井真理子の9枚目のシングルとして発売。本人のボーイッシュなキャラクターもヒロインのイメージに近く、大ヒットを飛ばし永井の代表作となった。
41位
串田アキラ 「戦闘メカ ザブングル」より
1982年2月より1年間、テレビ朝日系で放送された名古屋テレビ&日本サンライズ制作のロボットアニメ『戦闘メカ ザブングル』のオープニングテーマ。『ガンダム』よりも低年齢層向けに作られた作品で、エンディング曲「乾いた大地」共々、井荻麟こと監督の富野由悠季が作詞、馬飼野康二が作曲、アニソンの名手・串田アキラが歌っている。
40位
FENCE OF DEFENSE 「シティーハンター2」より
読売テレビ系アニメ『シティーハンター2』の第2期オープニングテーマ。北島健二、山田わたる、西村麻聡により結成された、ロックバンドFENCE OF DEFENCEの楽曲で、作曲もメンバーの西村によるもの。「シティーハンター」シリーズとEPICソニーの蜜月から生まれた楽曲で、ハードロックがアニソンに浸透し始めた時期の代表的なナンバーである。
39位
伊藤さやか 「さすがの猿飛」より
1982年からスタートしたフジテレビ系列『さすがの猿飛』オープニングテーマ。「タッチ」の作詞で知られる康珍化と、「ラムのラブソング」の作者・小林泉美のコンビで、あだち充『陽あたり良好!』の実写ドラマでヒロインを演じた伊藤さやかの歌という布陣。アニソンにラブソング要素が加わり始めた時期の、代表的な1曲として長く愛されている。
38位
鮎川麻弥 「機甲戦記ドラグナー」より
日本サンライズ&名古屋テレビ制作、テレビ朝日系列で1987年2月より放送されたロボットアニメ『機甲戦記ドラグナー』の前期オープニングテーマ。鮎川麻弥は同じ制作者による『重戦機エルガイム』以来、3年ぶりに同枠の主題歌を担当、作曲も同じ筒美京平が手がけた。10年近く続いた土曜17時半からのロボットアニメシリーズは本作で一旦終了となる。
37位
うしろゆびさされ組 「ハイスクール!奇面組」より
おニャン子クラブのメンバー、高井麻巳子と岩井由紀子によるユニットのデビューシングルで、曲名とグループ名が同じである。フジテレビ系アニメ『ハイスクール!奇面組』の初代オープニングテーマとなり、23話まで使用。アニメの内容に沿ったシュールな楽曲で、その後も彼女たちのシングルは全て同アニメのOP、EDに起用され続けた。
36位
中原めいこ 「ダーティペア」より
SF作家・高千穂遙の小説を原作にした日本テレビ系アニメ『ダーティペア』のオープニングテーマ。近未来を舞台にビキニ姿の美女が宇宙空間で大暴れするフィメールアクションで、主題歌も女性シンガーソングライターの中原めいこを起用。ベースラインが際立つロッキンディスコで、9作目のシングルとして1985年12月21日にリリースされた。
35位
TAO 「銀河漂流バイファム」より
宇宙版『十五少年漂流記』とも呼ばれた、TBS系アニメ『銀河漂流バイファム』のオープニングテーマ。主題歌を手がけたTAOには、のちにEUROXを結成する関根安里らに加え、ドラマー・リューベン辻野の兄、デビー辻野ことDavid Mannが在籍。全編英語詞によるテレビアニメ主題歌は異例で、冒頭と間奏にバイファム発進と帰還のセリフがメンバーの音声で録音されている。
34位
荒井由実 「魔女の宅急便(映画)」より
ユーミンが荒井由実時代の1974年に発表した楽曲で、15年後の1989年にスタジオジブリ製作、宮崎駿監督のアニメ映画『魔女の宅急便』のエンディングテーマに起用された。同曲はシングル発売のバージョンと、アルバム『MISSLIM』に収録されたバージョンではアレンジが異なり、映画では後者を使用。現在ではユーミンのコンサートで観客が合唱する代表曲となった。
33位
村下孝蔵 「めぞん一刻」より
「初恋」「踊り子」などで知られるシンガーソングライター村下孝蔵が手がけた唯一のアニソンで、高橋留美子原作のアニメ『めぞん一刻』の最終クールのオープニングテーマ曲となった。1987年9月21日に、12枚目のシングルとしてリリース。温かい歌詞と叙情的なメロディー、水谷公生によるポップで華やかなアレンジが、アニメの内容と合致している。
32位
TOM★CAT 「北斗の拳2」より
1984年より放送された東映動画制作、フジテレビ系アニメ『北斗の拳』の大ヒットを受け、1987年3月より続編となる『北斗の拳2』が放送開始。そのオープニングテーマが本作で、TOM★CATのTOMが作詞作曲し、『北斗の拳』後半の主題歌を手がけたKODOMO BANDのうじきつよしが編曲。放送ではシングルの1番と2番を併せた歌詞が使用された。
31位
高橋洋樹 「ドラゴンボール」より
1986年2月にスタートしたフジテレビ系列のアニメ『ドラゴンボール』のオープニングテーマ。『ドラゴンボールZ』に移行するまでの全153話を通して放映されたが、オープニングアニメーションは途中で変更されている。主題歌は5人の作詞家によるオーディションで、森由里子による詞が決め手となったのは「この世はでっかい宝島」のフレーズだったという。
30位
串田アキラ 「キン肉マン」より
『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『キン肉マン』のアニメ化主題歌。日本テレビ系列で1983年より放送された第1期の、65話までのオープニングテーマが本作で、作曲はチェッカーズのヒット曲を手掛けた芹澤廣明。芹澤とはNHK「ステージ101」でともに活動し、この頃より特撮・アニソン系作品を歌っていた串田アキラがヴォーカルをつとめている。
29位
TETSU 「装甲騎兵ボトムズ」より
日本サンライズ制作のロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』のオープニングテーマ。1983年4月よりテレビ東京で放送開始、ハードな世界観が人気を得た。監督の高橋良輔が作詞、作曲はカリオカの乾裕樹で、歌うTETSUとは織田哲郎の変名である。2009年公開の劇場版『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』では、織田自身の歌で再レコーディングされた。
28位
太田貴子 「魔法の天使クリィミーマミ」より
日本テレビ系で1983年から放送された『魔法の天使クリィミーマミ』のオープニングテーマ。スタジオぴえろ製作の魔法少女シリーズ第1作で、物語の舞台が芸能界であるため、主人公の声と本作主題歌をアイドル歌手の太田貴子が担当、アイドル歌謡としても聞ける内容になっている。作詞・作曲はSugar「ウエディング・ベル」で知られる古田喜昭。
27位
鮎川麻弥 「重戦機エルガイム」より
テレビ朝日系列、日本サンライズ制作のロボットアニメ『重戦機エルガイム』は、前作『聖戦士ダンバイン』に続き富野由悠季が監督を務めた。同作の後期オープニングテーマがこの曲で、歌謡界の大ヒットメーカー、筒美京平が作曲を手がけている。歌う鮎川麻弥は本作がデビュー曲で、その後も『機動戦士Zガンダム』の主題歌を歌っている。
26位
AIRMAIL from NAGASAKI 「蒼き流星SPTレイズナー」より
日本サンライズ制作のロボットアニメ『蒼き流星SPTレイズナー』のオープニングテーマ。テレビサイズのバージョンでは、サビ前にリズム隊のみの箇所があり、そこに放送回のダイジェスト的なセリフが挿入された。AIRMAIL from NAGASAKIは野下俊哉、山田稔、土屋徹志郎の3名によるバンドで、本作とアルバム1枚をもって解散している。
25位
德永英明 「ドラゴンクエスト」より
フジテレビ系アニメ『ドラゴンクエスト』のエンディングテーマ曲。德永英明の9枚目のシングルとして、自身の作曲により1990年1月16日にリリースされた。德永にとっては初のアニソン作品となり、勇者アベルの如く前を向いて生きる内容がアニメの世界観とマッチ。チャートの最高3位を記録、德永の代表作の1つとして今も親しまれている。
24位
井上大輔 「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編(映画)」より
1982年3月に公開された劇場版アニメ『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』の主題歌で、劇場版前作の主題歌「哀 戦士」に続き、作曲家の井上大輔が作曲と歌を担当、映画の世界観にフィットする名曲となった。本編はテレビ版31話後半から43話の再編集に、75%の新作画を加えたもので、興行収入は『ガンダム』シリーズで長らく歴代最高記録を保持していた。
23位
小室哲哉 「シティーハンター3」より
1989年10月28日にリリースされた、小室哲哉のソロデビューシングルで、読売テレビ系アニメ『シティーハンター3』のオープニングテーマ。TM NETWORKの「DIVE INTO YOUR BODY」とは姉妹曲で、同時期に制作されている。小室作品は『シティーハンター』1作目の「Get Wild」に始まり、今回が3度目の起用となった。
22位
a・chi-a・chi 「魔神英雄伝ワタル」より
サンライズ制作による日本テレビ系アニメ『魔神英雄伝ワタル』のオープニングテーマ。群馬県でのど自慢荒らしだった双子の今井永と久の姉妹によるユニットで、同アニメのプロデューサーが直々にスカウトしてこの曲で歌手デビューを飾った。作詞・作曲の立花瞳が大人のラブソングとして描いたものを、アニメに合わせ歌詞を変更している。
21位
安田成美 「風の谷のナウシカ(映画)」より
1984年1月25日に発売された、安田成美のデビューシングル。当初は宮崎駿監督の同名アニメ映画の主題歌となる予定だったが、結果としてシンボルテーマソング扱いとなった。細野晴臣による独特で幻想的なメロディーと、萩田光雄の凝ったアレンジも功を奏しTOP10ヒットを記録。映画本編では使用されなかったものの、現在でも名高い楽曲である。
20位
小比類巻かほる 「シティーハンター」より
北条司のハードボイルドコメディ『シティーハンター』のアニメ化は1987年4月より日本テレビ系列で放送がスタート。初回から26話までのオープニングテーマが本作だった。同年に「Hold On Me」の大ヒットを飛ばした小比類巻かほるが歌い、この曲も連続ヒットを記録。なお『シティーハンター』は香港とフランスで実写映画も製作された。
19位
橋本潮 「ドラゴンボール」より
フジテレビ系アニメ『ドラゴンボール』のエンディングテーマ曲。1986年2月26日の第1話から、1989年4月の最終話まで流された。歌う橋本潮は、『エスパー魔美』や『美少女戦士セーラームーン』の主題歌など、80年代に数多くのアニソンを歌ったシンガー。その後も桃井はるこ、中川翔子ら数多くのカヴァーが存在している。
18位
影山ヒロノブ 「ドラゴンボールZ」より
ロックバンド「LAZY(レイジー)」のヴォーカルからアニソンの歌い手となった影山ヒロノブの16枚目のシングルで、フジテレビ系アニメ『ドラゴンボールZ』のオープニングテーマ。第1話より199話まで約4年5ヶ月にわたり使用された。作詞家・森雪之丞のアニソンでの代表作で、擬音や語呂合わせを駆使した、軽快で覚えやすい詞が、子供たちに広く親しまれた。
17位
前野曜子 「スペースコブラ」より
寺沢武一のSF漫画『コブラ』のテレビアニメ化『スペースコブラ』の主題歌。先行して公開された劇場版の主題歌は松崎しげるだったが、本作は大野雄二の作曲で、ペドロ&カプリシャスの初代ヴォーカル前野曜子が歌った。ジャジーなイントロから都会的なムードを放つ、大野らしいフュージョン色の濃い、大人のアニソンに仕上がっている。
16位
PSY・S 「シティーハンター2」より
日本テレビ系アニメ『シティーハンター2』の初代オープニングテーマとして第26話まで使用された。PSY・SはヴォーカルのCHAKAとキーボード&ギターの松浦雅也のユニットで、彼らの7枚目のシングルとして、1988年4月21日にリリース。打ち込みを主体としたニューウェーヴ系サウンドと『シティーハンター』シリーズの相性の良さを感じさせる。
15位
井上あずみ 「天空の城ラピュタ(映画)」より
1986年に公開された映画『天空の城ラピュタ』のエンディングテーマ曲。物語と結びついた主題歌を必要とした高畑勲の提案で、監督の宮崎駿自身が作詞を手掛けることになり、作曲は前作『風の谷のナウシカ』で名スコアを書いた久石譲が担当した。アイドル歌手としてデビューした井上杏美(当時の芸名)がこの曲を歌い、続く『となりのトトロ』の主題歌にも起用された。
14位
MIO 「聖戦士ダンバイン」より
1983年からテレビ朝日系列で放送された日本サンライズ制作のアニメ『聖戦士ダンバイン』のオープニングテーマ。歌うMIOは、前年に『戦闘メカ ザブングル』の挿入歌「HEY YOU」でデビューし、翌年『重戦機エルガイム』の主題歌も歌うなど、サンライズの富野作品に連続して関わった。その後も多くのアニソンを歌っており、「ヨドバシカメラ」の歌でもお馴染み。
13位
クリスタルキング 「北斗の拳」より
クリスタルキングが1984年10月5日に発表したテレビアニメ『北斗の拳』のオープニングテーマ。ムッシュ吉﨑の低音ヴォーカルと田中昌之のハイトーンによるツインヴォーカルが奏でる「YouはShock」の名フレーズ、アニソンに本格ハードロックを用いたことも話題となった。「大都会」と並ぶ彼らの代表作として現在も名高い。
12位
斉藤由貴 「めぞん一刻」より
フジテレビ系アニメ『めぞん一刻』の初代オープニングテーマで、1986年3月の第1話から23話まで使用された。歌い手の斉藤由貴にとっては通算5作目のシングルで、チャートの最高3位を記録する大ヒットとなり、NHK『紅白歌合戦』出場の際にも同曲が披露された。2007年には同作のリアレンジ盤も発表、斉藤の代表作の1つとして人気が高い。
11位
松谷祐子 「うる星やつら」より
フジテレビ系アニメ『うる星やつら』の主題歌で、初回から100話までのオープニングテーマとして使用された。キーボーディストとして活躍していた小林泉美が作曲を手掛け、歌う松谷祐子は本作がデビュー曲。曲の中の色っぽい声や笑い声などは、作曲の小林泉美が担当している。その後も山本梓やmisonoなど多くのアーティストにカヴァーされた。
10位
MAKE-UP 「聖闘士星矢」より
東映動画制作によるテレビ朝日系アニメ『聖闘士星矢』の初代オープニングテーマ。『週刊少年ジャンプ』連載から1年経たずしてのアニメ化により人気が爆発、バトルスーツものアニメのブームを巻き起こし、女性ファンも多く獲得。ロックバンドのMAKE-UPが手掛け、『北斗の拳』に続きハードロックと格闘系アニメの相性の良さを感じさせた。
9位
H2O 「みゆき」より
男性2人組デュオのH₂Oが歌った、フジテレビ系アニメ『みゆき』のエンディングテーマ。チャートのTOP10 入りするヒットとなり、その後も中高の音楽の授業や合唱コンクールなどで歌われ続け、80年代を代表するアニソンの1つとなった。作詞の阿木燿子と作曲の鈴木キサブローのコンビは、その後1986年に中森明菜『DESIRE-情熱-』の大ヒットを飛ばす。
8位
TM NETWORK 「シティーハンター2」より
1988年放送開始のアニメ『シティーハンター2』のエンディングテーマ。第38話より使用された。同アニメ1作目のEDである「Get Wild」に続き、再びTM NETWORKがEDを担当することになったが、制作スケジュールの都合で彼らのアルバム『CAROL』収録曲の中からこの曲を採用した。新宿の実写映像と本作のアニメキャラを被せる画期的な映像が注目された。
7位
井上大輔 「機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編(映画)」より
1979年の放送開始から、現在に至るまで高い人気を誇るアニメシリーズ『機動戦士ガンダム』。その劇場版第2作『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編』の主題歌として書かれたのが本作で、元ブルー・コメッツの井上大輔が作曲と歌も担当。哀切極まりない歌詞の世界とパワフルなロックサウンドの融合で、チャートのTOP10入りを果たす大ヒットを記録した。
6位
岩崎良美 「タッチ」より
岩崎良美の20作目のシングルで、1985年からフジテレビ系で放送された『タッチ』のオープニングテーマとしてリリースされた。レコーディングには原作者のあだち充も立ち会ったという。高校野球の定番応援ソングとなるなど、長く愛される1曲となり、その後も岩崎は同じ作家陣で同アニメのOP&EDを担当、通算7曲が使用されている。
5位
TM NETWORK 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(映画)」より
アニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の主題歌。オファーを受けた小室哲哉は監督の富野由悠季とコンセプトを共有し、アムロとシャアの色々な感情を陽と陰でイメージ、1曲で明るさと暗さを共存させるような曲を作った。TM NETWORKの13枚目のシングルとして1988年3月5日にリリース。TMの宇宙観がガンダムの世界観にフィットし、チャート4位のヒットとなった。
4位
杏里 「CAT'S EYE」より
北条司の同名漫画のアニメ化がスタートしたのが1983年7月(日本テレビ系)。この際の第1期オープニングテーマとして書かれたのが本作で、松田聖子の初期作で知られる小田裕一郎が作曲、杏里が歌った。大人向けの都会派アクションアニメの主題歌らしいポップセンスあふれる楽曲は、オリコンチャートで1位を記録する大ヒットとなる。
3位
森口博子 「機動戦士Ζガンダム」より
テレビアニメ『機動戦士Zガンダム』の後期オープニングテーマ。総監督の富野由悠季は、従来のロボットアニメ主題歌と一線を画すため、自身で渡米しニール・セダカに作曲を依頼、6000人のオーディションの中から森口博子が選ばれ、本作で歌手デビューを果たす。森口は以降も『ガンダム』シリーズの主題歌やテーマソングを歌い「ガンダムソングの女王」と呼ばれている。
2位
飯島真理 「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(映画)」より
1984年7月に公開された映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の主題歌で、歌唱者の飯島真理は同作のテレビ版と本作で、架空のアイドル歌手リン・ミンメイの声を演じている。作品のテーマに深く関わる劇中歌で、実際に使用されたのは6分半のロングバージョン。2019年にNHKが行った「全マクロス大投票」でもシリーズの歌部門1位に選出された。
1位
TM NETWORK 「シティーハンター」より
日本テレビ系アニメ『シティーハンター』のエンディングテーマ曲。作曲の小室哲哉率いるTM NETWORKによって1987年4月に発売、彼らにとって初の大ヒットとなった。都会的で疾走感をもつサウンドは同アニメのイメージにふさわしく、第1話から最終話まで使用されたほか、続編アニメの挿入歌や劇場版のエンディングなどにも起用されている。
▶ 応募総数 : 4,130 票
▶ 集計 : 「Re:minder」特設サイトにて一般投票受付したものと、有識者によるアンバサダー投票を集計
▶ 投票期間 : 2024年2月9日(金)11:00 ~ 2024年3月10日(日)24:00
▶ ベスト100のランキングは「Re:minder」特設サイトをご確認ください
特設サイトにてベスト100公開中
Re:minder 特設サイトでは『80年代アニメソング総選挙!ザ・ベスト100』の上位100曲のランキングと投票結果をご覧いただけます。また、関連コラムを続々アップ予定。
https://reminder.top/80s_animesong/
雑誌発売決定!
2024年5月21日発売 発売元:ヘリテージ
ランキング上位100曲を解説文つきで紹介。さらに、アーティストやタレント、クリエイター、関係者がアニメソングへの思い入れを語るインタビュー記事を掲載。
https://showa-club.com/products/80s-anime-song-best100-2024-5-21
主催:昭和50年男/Re:minder - リマインダー/歌謡ポップスチャンネル
メディアパートナー
・BAYFM「9の音枠」「Wave Re:minder」ほか
・FM COCOLO「Whole Earth RADIO」80-90年代ポップスセレクション・シリーズ
・FMおだわら「ラジオ歌謡選抜」