約10年ぶりに日本で本格復帰をした八神純子。
歌謡ポップスチャンネル「八神純子コンサートツアー2012 翼-私の心が聞こえますか。-」の独占放送を記念して、今注目の彼女にスペシャルインタビュー!
日本で音楽活動を再開することになったきっかけをお聞かせください。
━━━━━結婚して子供が生まれて、しばらくは子供たちの休みを利用して日本に帰ってきてコンサートやディナーショーをやっていた時期もありました。ですが、母親として仕事をとるか子供たちの青春をとるか悩み、約10年本格的な活動からは遠ざかっていたんです。それが、一番下の子が18歳になり、まだ独り立ちできてないのですが、これからは親の背中を見て子供たちには人生を歩んでもらおうと、完全復帰したほうが私のためにも子供のためにもいいのかなと思い、復帰を決めたんです。
東日本大震災の影響も大きかったのでしょうか?
━━━━━東日本大震災のチャリティーコンサートをはじめた頃、はじめはこんなにメジャーにカムバックできると思ってなかったし、こんなにたくさんコンサートをできるとは思っていませんでした。去年の3月の時点で、東京と名古屋で1箇所ずつくらいできたらいいなと思っていたくらい。でも被災地に入ったとき、アーティストとしてもっと私に力があれば、もっと私の声に耳を傾けてくれる人も、動いてくれる人も多いのにと感じたんです。私のためではなくて、東北の活動を応援していくためには、私がもっと本腰入れてコンサート活動をやろうって。テレビに出れたら東北の話もできるし、その中で自分の歌はもっと進化していくこともできると思うし、そう感じたんです。
昨年、約10年ぶりに日本でライブを行ったときの感想をお願いします。
━━━━━私の声が変わっていないということでとても喜んでくれるお客様がたくさんいました。こんなに喜んでくれる人がいるならもう少しコンサートやろうかなと思って、どんどんコンサートの数を増やしています。
歌ってみた感想、かつてと比べて感じ方の違いなどはありますでしょうか?
━━━━━実は、みんな声が変わっていないっていうんですけど、私自身は声が変わったと感じています。その声でどうやって歌おうかというのがとても面白いなと感じています。以前の声で歌っていたら逆に面白みを感じなかったかもしれないですね。声が前よりもハスキーになってるし、ハスキーになったからよりリズム感を持たせることができるし、「パープルタウン」を歌えばもっとシャウトできるし。だからロックはもっとロック色を多く歌えるようになりました。それにお客様はその声に反応を示してくれるっていうのがわかるし、前よりも全然歌ってて面白い声になったと思います。
力強さが増してるということなのかもしれないですね。
━━━━━確かに増してますね。前はピーンとした声だったんだけれども、それがもっと太くなって、聞きやすくなったかもしれない。前は美しい声って言われてたんですけど賛否両論あって、八神純子大嫌いって言ってた人もいっぱいいたんですよ。私は若かったからそういう声を聞くと殻の中に入ってしまうような気持ちだったんですけど、今は私の声を好きな人に思いっきり愛してもらおうとそんな気持ちでいます。
再び歌を歌うということでお子さんたちの反応はいかがでしたでしょうか?
━━━━━すごい応援してくれてます。私が近くにいてうるさくないからっていうのもあるかもしれないですね(笑)。二人とも音楽が大好きなので、私が仕事に戻るのは大賛成なんです。お互いがお互いを尊重できるような仲になっているんです。
歌謡ポップスチャンネルでは5月29日にハーモニーホール座間で行われる公演を7月に独占放送します。放送の見どころや視聴者へのメッセージをお願いします。
━━━━━ハーモニーホール座間は、私にとって特別な場所で、今回特別なライブになると思ってます。「さくら証書」を息子の卒業式の前々日に歌うということでとても特別になるだろうし、5月のツアーの最終日ということもあって思いっきり楽しもうっていう思いですね。
(インタビュー 2010年5月)
5月29日に神奈川県・ハーモニーホール座間で行われた公演をテレビ独占放送!往年のヒット曲はもちろん、12年ぶりのシングル「さくら証書」やニューアルバム「VREATH(ブレス)~My Favorite Cocky Pop~」からの曲も披露。また、デビューのきっかけとなったヤマハポピュラーソングコンテストから生まれた伝説のテレビ・ラジオ番組「コッキーポップ」でパーソナリティを務めた大石吾朗との貴重な対談もオンエアします。
⇒番組情報はこちら
<八神純子 プロフィール>
愛知県生まれ。透明感のあるハイトーンヴォイスと豊かな声量で、聴く人を魅了するシンガーソングライター。1978年、シングル「思い出は美しすぎて」でデビュー。同年に発売した3rdシングル「みずいろの雨」がオリコン2位を記録する大ヒットとなり、一躍スターダムへ。その後、「ポーラー・スター」「パープル・タウン~You Oughta Know By Now~」などのヒット曲を連発。1986年からは生活の拠点を米国に移す。2011年に約10年ぶりの日本公演を行うとともに、2012年には新譜もリリースし、活動を本格的に再開している。
<大石吾朗 プロフィール>
「寺内タケシとバニーズ」のセカンドギタリストを経てGSグループ「ジ・エドワーズ」のヴォーカリストとなる。「コッキーポップ」では、今も語り継がれる伝説のDJ。数多くの大映テレビドラマに出演。ポシュレ(日本テレビ)のテレビ通販の司会。特に「クイズバトンタッチ」での巧みな話術と臨機応変でスピード感が溢れる進行は有名。
「VREATH(ブレス)~My Favorite Cocky Pop~」(2012年1月25日発売)
わたしの歌のルーツに新たな息吹を注ぎこみました。
プロデビューして34年目を迎え、ますます磨きがかかったボーカリスト・八神純子の15年ぶりのアルバムです。デビューのきっかけとなったポピュラーソングコンテストなどヤマハのコンテストから生まれ、それらの曲を紹介するラジオの深夜番組 “コッキーポップ”で人気のあった名曲から八神純子が今、歌いたいうた、伝えたいうたを選びカバーしました。
楽曲名はこちら。
「さくら証書」(2012年1月25日発売)
大江千里との初めてのコラボレーションによる「さくら証書」は息子の卒業式を舞台に、
愛、幸せ、家族、絆、旅立ち・・・を世代を超えて伝えたい八神純子、久々のオリジナル曲です。
楽曲名はこちら。
<7月>
4日(水) 松本文化会館
5日(木) 長野ホクト文化ホール
13日(金) 札幌ニトリ文化ホール
20日(金) 四街道市文化センター
21日(土) 土浦市民会館
23日(月) 周南市文化会館
24日(火) 広島アルソックホール
<8月>
30日(木) 富山県民会館
31日(金) 金沢本多の森ホール
<9月>
2日(日) 栃木総合文化会館
4日(火) 市川市文化会館
5日(水) さいたま文化センター
7日(金) 盛岡市民文化ホール
8日(土) 青森市文化会館
10日(月) 帯広市民文化ホール
11日(火) 旭川市民文化会館
※10月以降のスケジュールはSony Music八神純子オフィシャルサイトをご確認ください。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/MH/JunkoYagami/