━━━ 今回、「みんなの県民SONG！」という番組で美川憲一さんと三船美佳さんとで愛媛県松山市に旅に行かれましたが、お二人はロケ初共演だそうですね。お互いの印象はどうでしたか。

美川憲一（以下 美川） ： （番組出演は）今回で6回目だったんですけど、これまでそれぞれのパートナーがそれぞれ個性を出されていました。今回の美佳ちゃんも非常に明るくてやりやすかったわ～。もうほんと明るくてね。 みなさんに笑顔をふりまいて、一緒にやっていても気持ち良かったです。

━━━ 三船さんはいかがでしたか？

三船美佳（以下 三船） ： テレビ番組のスタジオとかでは何度もお世話になっているんですけど、ロケで一日中一緒にっていうのが本当に夢のような時間でした。うちの母、また祖母の代から大ファンなので本当に夢のようで ・・・。そして改めて驚かされたのが、行く先々でみなさん一人一人にちゃんとギューって握手をされていて、そのあとのみなさんの幸せそうなお顔が印象に残っていて、もうどれだけ愛が溢れているんだろうって。そういう美川さんの愛に私もものすごく満たされました。 すごく良い思い出をありがとうございます！

美川 ： 「歌と共に人生がある」っていう、非常に深い番組です。それぞれ生きてきた中にある思い出の歌とご当地をしっかりとご紹介して、食べ歩きもして、そしてみなさんに歌を聴いていただくという密度の濃い番組でございます。

━━━ ありがとうございます。愛媛県へは今回が初めてでしょうか。

美川 ： 私はコンサートで何度もおじゃましていますし、道後温泉のディナーショーでも行かせていただきましたし、割とお友達も多いところなので楽しかったです。

━━━ 今回のロケで何か印象に残ったことや感想をお聞かせ下さい。

美川 ： 道後温泉でね、みかんのおにぎりっていうのがあって・・・。 なんかみかんのおにぎりなんて食べたいと思わなかったの（笑）。 ね～？思うでしょ？普通（笑）みかんのおにぎりなんて（笑）。 食べたくなかったんだけど、美味しいのかしらと思いながら食べたら・・・ 美味しかったのよ～！！（笑） 私、買って持って帰りたくてね、でも日持ちもあんまりしないってことでしたから。でも、（美佳ちゃんは）買って帰ったんでしょ？

三船 ： そうなんです。あまりに美味しくて。 あのギャップがすごいですよね！想像していたものと食べた時の美味しさのギャップが（笑）。

美川 ： 道後温泉に行ったらぜひ食べる価値はありますね。テレビでもいろいろな番組で紹介されたんじゃないかしら、お店に写真が貼ってましたからね。

三船 ： 本当に驚きましたよね。美味しかった～！

美川 ： それと鯛めしの有形文化財のお宅がね、もう90年前の家でとても癒されるようなお宅でしたよね。

三船 ： ほんとうに素晴らしかったです。

美川 ： ご主人は東京から単身赴任でいらしていて、普段ご夫婦は離れて生活しているんだけど、たまに奥さんがご主人のところにやってくるというお話を聞きました。そして鯛めしを食べさせていただいたんですけれどこれがまたご主人の手作りでね。 これまでそういうお仕事をしていない方が、しっかりと作られてね。お母様の鯛めしがすごくお上手だったみたい。それをしっかりと受け継いでおやりになっている。

三船 ： あと、レコードで思い出の曲が聴けたのも良かったですよね。

美川 ： 意外とみなさん、歌わないのよね。「歌って！」って言ってもなかなか。普段は歌ってるんでしょうけど私がいるから歌わないの。

三船 ： そりゃあ、歌いづらいですよ（笑）ねぇ。

美川 ： でも聴きたかったわよね～。 あと、歌謡教室の生徒さんのところに行きました。あなた、歌ったじゃない？

三船 ： すみませんでした～！（笑）歌が一番苦手なんですよ。聴く専門だったんですけど、まさか美川さんの目の前であんな歌を披露してしまって・・・。 本当に申し訳ない限りなんですけど、でもうちの母に、「あんた一生の宝よ！」って（笑）

美川 ： なんだったら今度一緒に来て歌ってちょうだいよ。

三船 ： いや～！！（笑）でも、お会いする人達が思い出の曲をなかなか恥ずかしくて美川さんの前で歌えない時に、必ず美川さんが一緒に口ずさんでいたのが、ものすごくほっこりしました。みなさん嬉しそうでしたし、私も嬉しくなっちゃいました。

美川 ： 非常に愛のある番組でして、私もあんまり構える方じゃありませんから自然にみなさんの中に入り込めるんです。ですから割と楽にね、みなさんもキャッチボール出来るかなという感じでね。すごくあったかい雰囲気でうまくいったわよね。

三船 ： そうですね。やっぱり歌って人と人を繋げますね。

美川 ： 本当に、今回もとても楽しくやらせていただきました。歌謡ポップスチャンネルの「県民SONG！」ぜひ観ていただきたいと思います。