「長良グループ 演歌まつり2016 座談会スペシャル」の模様
- 2016年3月にシーサイドスタジオで収録!
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- 「長良グループ 演歌まつり2016」を見ながら振り返り!おなじみの西寄ひがしさんに進行していただきました。
- ムードメーカー水森かおりさん
- いつも仲の良いみなさま!本当にありがとうございました!
- 1人1人のインタビューを紹介します!!
山川豊インタビュー
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山川さん35周年おめでとうございます。改めて35年間を振り返ってみていかがですか?
山川豊(以下山川) : 長かったような、あっという間というか複雑ですね。色んなことがありました。家に帰って昔の写真(レコード盤)を見たりすると、時代の流れというか、35年はすごいなぁというのが蘇ってきますね。一言では言えないです。
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デビュー当時は音楽の賞レースが物凄かったですね。
山川 : 賞レースは、僕が知っている限りでは16、17ありましたね。地方にもありましたので、本当に凄かったです。音合わせが間に合わなくて、マネージャーが代わりに行って、僕は違う会場に行ってというような時代でした。
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アイドルに混じって山川さんが歌謡界・演歌界を独占して、14個も新人賞をお獲りになりました。当時は大変でしたよね。
山川 : やっている本人は無我夢中でしたからね。やっぱりファン、スタッフの皆様方と一緒にやってきた想いというのが、賞レースを重ねるたびに強くなっていきました。
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「函館本線」や「アメリカ橋」など数々の名曲があって、山川さんの歌の幅の広さを改めて感じる35年ですね。
山川 : 色々な作品を頂いて、作詞、作曲の先生からご指導頂いて、当時は理解できなかったことがほとんどですが、年を重ねるたびに少しずつ先生が言っていることがわかってきました。22歳くらいで夫婦の歌を歌ってましたから。今は家庭を持って子供もでき、夫婦生活が20数年経ってようやく色んな想いがわかってきました。歌とは生き物ですから、色々な経験をしないとダメだということを改めて感じました。35年と言ってもまだ通過点です。
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今回の新曲は「再愛」。前作の「螢子」に続いてたくさんのカラオケファンの皆様が愛唱してくださっています。
山川 : お陰様で「螢子」も少しずつ売れてきていますから、その流れで「再愛」を出せて今度は「螢子」よりももっと歌いやすいという言葉も頂きました。僕らはやっぱり皆様の所に行って、生の歌を聴いて頂いて、CDを買って頂いて、覚えて頂いて、色んな所で歌って頂くというのが大きな広がりになるのではと思います。
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今回の35周年記念CDは両A面になっているんですね。
山川 : そうなんです。「蜃気楼の町から」の方はフォークタッチになっています。若い方の方が気持ちよく歌えると思います。
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「再愛」の方はどうでしょうか?
山川 : 「再愛」はどちらかと言うと重い詞の内容なので、逆にさらっと歌って頂いた方が伝わると思います。僕もさらっと歌うように心がけています。
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11/3には読売ホールで35周年記念コンサートが開催されますね。ファンの方々はどういう内容になるか今から楽しみにしていると思いますが、山川さん自身はどんなステージにしたいですか?
山川 : 内容はまだ決まっていませんが、堅苦しくないコンサートにしたいです。来て頂けるお客様が緊張する感じではなく、最初から楽しい雰囲気で歌を聴いて頂けるようなステージにしたいです。
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今まで大ホールだけでなく、小さなライブハウスなどでも大切に活動して来られましたね。
山川 : 今年はそういった場所でもコンサートをやりたいと思ってます。35年間で色々な所にいかせてもらったのですが、まだまだ行っていないところも沢山ありますし、離島の方にも足をのばして、公民館などで弾き語りコンサートもやっていきたいです。
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最後にファンの皆様にメッセージをお願い致します。
山川 : 35年間応援して頂き有難うございます。35年は通過点ではございますが、記念の年でもあります。僕自身新人時代のつもりで新たなスタートだと思い、一からキャンペーンもどんどんやっていこうという気持ちでいます。今後とも応援よろしくお願い致します。
田川寿美インタビュー
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25周年おめでとうございます。これまでを振り返っていかがですか?
田川寿美(以下田川) : デビューが早かったので濃厚な年月でした。周りの大人方に育てて頂きながら、なんとか大好きな歌を歌わせて頂いて、今日があるというのは改めてありがたいことだなぁとひと巡りしてきた感覚でいます。
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今後はよりいっそう歌うことを楽しむという感覚ですか?
田川 : そうですね。10代20代は必死すぎて常にプレッシャーがあって、自分が自分でいられなくなることが一杯ありました。25年経ってようやく本当に楽しいなって思えるようになってきました。長くかかりましたが、これからかなぁという感じです。
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今回の演歌まつりを観ていても感じますが、田川さんの歌の世界観は深いですね。
田川 : そんなふうに言って頂いて嬉しいです。理想としては色んな事を表現できる歌い手になりたいというのもありますし、まだまだですが、一つひとつ挑戦していきながら幅を広げていけたらいいなぁと思います。
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オリジナル作品でも色々と挑戦してきましたね。
田川 : 基本の<女…ひとり旅>のような歌謡曲と、原点でもある<港演歌>などの枠の中だけにいる事がどうなのかなぁと思った時期もありました。できる限り自分が楽しみ、もちろんお客様がびっくりしてくださったりとか、ドキドキしてくださることをやっていけたらいいなぁと思います。
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それはご自身に対しての刺激にもなっているんですか?
田川 : そうですね。飽き性なので色々やってみたいというのはありますね。
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ご自身のステージでもギターを小脇に抱えて演奏したり、色々やってきましたね。
田川 : 一つひとつが凄く身になったなぁと思います。演歌界の中で、一つ変わったことをやろうとするとそれなりの反動もあったりして。でも、社会的にはすごく人として成長させて頂けたというのもあるので、自分への挑戦でしょうね。
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決して諦めないですね。
田川 : 諦めないですね(笑)
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「女人高野」が出た時もびっくりしました。コンサートで大切に歌い続けてらっしゃるし、変化もありますね。
田川 : 時代と共に受け入れてくれる波というのもありますし、やり続けることだと思います。
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25周年記念曲で出会ったのが「倖せさがし」。タイトルからして田川さんにぴったりです。
田川 : 今までは悲恋モノが多かったのですが、今回は25年の節目にあたって、改めて肩の力を抜きながら、ナチュラルにみんなで笑って、これからの倖せを掴んでいこうよという初めての前向きな歌です。歌との出会いは不思議だなぁと思います。その時々は戸惑ったりとかしても、数年経ったら意味があったのだなぁと思うので、今回は自分の年齢と年数と色んな意味で、出会うべくして出会ったタイミングの歌なんだろうなぁと感じてます。
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ブログを拝見しますと、キャンペーンのお写真も一杯載っていて、凄い沢山のお客さんが来てくださるんですね。
田川 : うれしいですね。飽きもせずに来てくださる方と、ここ最近存在を知って来てくださる方もいて。演歌には独特の世界がありますが、人を通じて自分を知ることもありますし、演歌を続けていく上での魅力の一つが人との関わりだと思います。色々な方との出会いは宝物です。
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「倖せさがし」について、田川さんから皆様に歌い方のアドバイスはありますか?
田川 : サビの部分のメリハリですね。あまり切なくなりすぎず、余韻を残す感じで楽しんで頂きたいですね。
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12/4には25周年記念コンサートが開催されます。どんなステージにしたいですか?
田川 : 私自身も楽しみたいと思います。極端に新しく何かをするのではなく、今までしてきた事の延長線上でありつつも少し上達して、同じ世界観の中でも深みを感じて頂けたらいいなぁと思います。
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デビュー曲「女…ひとり旅」は、16歳の時と今とでは想いも歌も全く違いますね。
田川 : 歌詞の意味がどんどん深く感じるようになりましたね。その分、表現で色々削ぎ落としていきたいと思います。
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作品(CD等)は残っていきますが、歌い直したいという想いはありますか?
田川 : 昔はありましたけど今はないです。それは、その時の良さなのだろうと前向きに受け止めています。
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番組をご覧になるファンの方にメッセージをお願い致します。
田川 : 25年間皆様に応援して頂いたお陰で今日があるので、歌を通して何かを返していければいいなぁと思っています。
水森かおりインタビュー
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昨年は20周年という大きな節目でしたが、改めて振り返ってどうでしたか?
水森かおり(以下水森) : あっという間でしたが、作品としてきちんと振り返っていくといい事も辛かった事も含め色々あったなぁと思います。そのように年月が重なって、今の幸せな20周年を過ごさせて頂けていると思います。
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21年目に新たな気持ちの変化はございますか?
水森 : ない(笑)。ないというか20周年が年明けからとても忙しく、色々な場所や色々な事に挑戦させてもらったり、いつにも増して時間が早く過ぎていきました。今年は21年目という新たなステージに上がってさらに忙しいですね。
私一人の力ではここまで来られなかったですし、デビュー当時の気持ちのままでもここまで来ることはできなかったと思います。色々な形で褒められ、怒られ、反省して本物の歌手になる為の土台を作って頂いた20年だと思います。まだまだ未完成ですが、皆様に楽しんで頂くための歌手・水森かおりが新たにスタートするという21年目な気がします。
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水森さんの場合は、ご当地ソングの舞台になった全国の皆様の支えが凄く大きいですね。
水森 : 大きいですね。デビュー当時は考えもつかなかったです。「故郷に錦を飾るという気持ちでスタートした歌手とは違うから、人より何倍も努力しないとダメだぞ!」と言われていたので、最初は東京出身がコンプレックスでしたが、ご当地ソングを沢山歌わせて頂けることは、誰しもができることではないので凄く恵まれた歌手だと思います。
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21年目の新たな歌の舞台は新潟「越後水原」です。どんな曲ですか?
水森 : 今回はドラマチックですね。水原という地域に瓢湖という白鳥が飛来することで有名な湖があるのですが、今回は情景描写がなく心情のみが描かれています。切なくスケール感があり、今までにない気持ちで歌わせていただいています。21年目の新たな水森かおりのスタートにふさわしい作品を頂けたと思っています。
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カラオケファンの方に歌い方のポイントを教えてください。
水森 : 今回は難しいかも。でも、難しいからこそ挑戦しがいがあるので、とにかくメリハリをつけて歌って頂くと、スケールが大きく聞く皆様の心に響くと思います。
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「東尋坊」など上級者向けの曲がお好きな方も沢山いますね。
水森 : ディレクターさんが「東尋坊」や「鳥取砂丘」は、カラオケ向けに作らなかったとおっしゃっていました。だけど、沢山の方が歌ってくださったので、今回も沢山の皆様に歌って頂きたいです。
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2月の「長良グループ 演歌まつり」で5000人の前で「越後水原」を初披露した感想は?
水森 : 緊張しました。つま先までピリピリする感覚は久しぶりでした。
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デビュー記念日の9/25には、今年も恒例のメモリアルコンサートが開催されます。この記念のステージは、水森さんにとってどういう想いがありますか?
水森 : お正月みたいに気持ちが切り替わる節目ですね。新曲を毎年必ず発売させて頂ける喜びと、メモリアルコンサートをやらせて頂ける喜びを噛みしめながら、感謝の気持ちを伝えられる舞台だと思っています。
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最後に番組をご覧になる皆様にメッセージをお願いします。
水森 : 今年は21年目ということで、新たな水森かおりをお届けしていきたいと思います。「越後水原」で一生懸命頑張って、良い一年を過ごしたいと思っていますので、応援よろしくお願い致します。
氷川きよしインタビュー
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29枚目のシングル「みれん心」が好調ですね。
氷川きよし(以下氷川) : 今回シングルでは初めて女心を歌っています。水森先生の作品なのですごく原点に戻れて、気持ちよくこぶしを沢山まわして歌っています。
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「いやですね ばかですね」という大変印象的なフレーズが耳に残りますね。
氷川 : 「いやですね ばかですね」という言葉が先にあって、作品を作られたと聞きました。デモを最初に頂いた時に、僕も「いやですね ばかですね」という言葉が残ったので、是非このフレーズを覚えて頂きたいと思います。また、このフレーズを使ったイベントとかもやってみたいと思います。
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男性が歌う女心の世界をどう感じましたか?
氷川 : ストーリーは女心の歌ですが、歌としては演歌のメロディーなので、自分の中ではあまり差別化はないですね。
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カラオケファンの皆様がたくさん歌ってくださってるとお聞きしました。
氷川 : 水森先生がカラオケ大会の審査員で行ったりすると、今回の曲の歌い方を聞かれるらしいです。演歌ファンの皆様も少しずつ歌ってくださってると思うと張り合いがありますね。
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氷川さんから歌い方のアドバイスはありますか?
氷川 : 小気味よく明るい声で歌って頂きたいです。未練のある女の歌なので、切なく歌うという意識よりもカラっと歌って頂くと心地いいのかなぁと思います。
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今年もツアーで各地にお邪魔していると思いますが、氷川さんのコンサート会場ってすごいですね。客層も老若男女と幅広いですね。
氷川 : 有難いですね。幅広いですね。
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コンサートツアーでの一番の楽しみはなんですか?
氷川 : 散歩ですね。なかなかゆっくりその土地土地を見ることができないので、朝早く起きて景色を見たりするのは気分転換になります。無料ですから(笑)
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20周年を迎える時には日本中がオリンピックに沸いていると思いますが、今後は20周年に向けてどう活動したいですか?
氷川 : 気張らず自然体で自分らしくいきたいです。オリンピックですから海外の方も来られるので、日本の音楽を届けられるようにという意識は持っていたいです。
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今回は「東京音頭」もカバーしていますね。氷川さんの楽曲はお祭りやイベントで沢山使われてるとお聞きしました。
氷川 : 有難い事に移動中の信号待ちの時に「どこかで聞いたことある曲だなぁ」と思ったら自分の声だったりして、こういう場で使いたいんだなぁと感じましたし、また使って頂ける作品を歌わせて頂きたいなぁと思います。
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最後にファンの皆様にメッセージをお願い致します。
氷川 : 20周年とオリンピックまであと4年ありますが、自分らしさを追求しながら、4年間の目標を立てて、お客様に喜んで頂けるような作品を歌っていきたいと思います。