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野口さんのシリーズ番組が始まるにあたって意気込みをお願い致します。
野口五郎(以下 野口) : 第1回、2回目と研さんが一緒なので心強いのですが…。収録現場へ着いてチラシを見ていてふと思ったのですが、「想い出の改札口」というタイトルが妙に気になってしまって…。番組のタイトルを変えたいなぁと思ったんですよ。
研ナオコ(以下 研) : ちょっと待ってください。この番組ってもうすぐ始まりますよね?ということは、タイトルが入ったチラシとか色んなものの印刷が済んでますよね?相当お金かかってますよ(笑)
野口 : かかってしまった費用に関しては僕が負担することは出来ないので・・・、僕ができることはごめんなさいしかないんです(笑)すみません、申し訳ございません!
研 : じゃあ、私も一緒になってごめんなさい言うよ(笑)
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では新しいタイトルを教えてください。
野口 : <想い出>ということで、昔の想い出を表現する番組もありなのですが、未来へつなげていきたいじゃないですか。僕の歌に「私鉄沿線」というのがあって、歌詞に「改札口」があって、その先に「伝言板」があって。でも、「伝言板」という言葉は無くなっていくかもしれないんですよ。個人情報をみんなで共有できた素晴らしい時代なんですけれども(笑)、新しい人にも未来へ残してもらう意味で<想い出>を無くして、「野口五郎の改札口の伝言板」でどうですか?
研 : いい!いいと思いますよ!
野口 : 皆様本当にすみません。これが僕の前向きな気持ちだと思ってください!
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では改めて「野口五郎の改札口の伝言板」、記念すべき第1回目のゲストは研ナオコさんです。
野口 : 研さんは同期であり二つ半上の姉さんなのですが、僕が追い越そう
追い越そうと思っても離れていってしまいます。
研 : ごめんね。
野口 : でも研さんにこんなこと言えるのは僕だけなので、我慢してくれてるんでしょうかね(笑)
研 : 我慢してない。楽しんでる。
野口 : そういう事なので楽しいです。初回から勢いがつくと思います。
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お二人共45周年ですね。昔は一緒に番組をやられてたり、最近ではコンサートを一緒にやられてたりしますね。
研 : そうですね。ここ6,7年ジョイントコンサートをやってます。
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この後のトーク収録では、芸能界の裏話などギリギリのトークにも挑戦されると聞きました。
研 : 誰が言ってました?私ギリギリはできないから(笑)
野口 : 越えちゃってますからね(笑)完全にまたいでますから。言うだけ言ったら編集で何とかしてください(笑)
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では、そのあたりが見どころになってきますね。
野口 : 僕の場合ですと、スター世代があってその世代の末っ子なんですよ。そしてアイドル世代の長男という感覚がある。たとえば研さんだったら「あと何年くらい生きるつもりですか?」とかなかなか聞けないじゃないですか。僕だったら聞けます。
研 : 200まで生きるつもりでいます(笑)
野口 : そういうことをズバズバ聞いていこうと思います。飄々と聞いていくのが僕のパターンなので。
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そもそもどんな番組なんでしょうか?
野口 : 昔の歌謡曲と言っても、その人にまつわる曲ってたくさんあるじゃないですか。たとえば研さんだったら、個人的な隠れた名曲とか。そういった曲にまつわる色々な話とか、今までピックアップされてなかった話とかを聞き出したり、実際に演奏しながら未来に関する話もしていけたらなぁと思います。
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研さんは野口さんと共演していかがですか?
研 : とてもやりやすいですね。長いつきあいですから話もしやすいですし。何言われても大丈夫です。たぶんこういう事を聞かれるんだろうというのも予想してます。
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2ショットはなかなか珍しいような気がするのですが
野口 : そうですね。マスコミの前ではなかなかないですね。
研 : そうですね。あとこの人(野口)は、他の番組に出るとあまり喋らないんですよ。私たちには独特の間っていうのがあって、喋ろうとしても他の人がバッと言ってしまうから喋れないのよ。
野口 : 言いたい人が一杯いるじゃないですか。そうするとその人が言えばいいんじゃないかって思っちゃうんです。でも研さんと一緒だと、ズバズバと喋りたいタイプなんです。
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では今回はじっくり二人の話が聞けるということですね。カックラキン時代からですから、相当息は合ってるんじゃないですか?
野口 : 不思議ですね。本当に結婚しなくてよかったなぁと思います(笑)
研 : 私も(笑)
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え?そんな話あったんですか?
野口、研 : ないないない(笑)
野口 : だから楽屋でも一緒だし、地方に行った時のホテルでも一緒だし。寝るときは違いますが。
研 : けっこう色んな話するよね。他では喋れないような事とか。
野口:この番組ではそういう所まで言っちゃおうかなと思っています。当時何を考えていたとか、これからどうしていきたいかとか色んな話をしていきたいです。
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娘さん(ひとみ)が野口さんの番組アシスタントになられる感覚はどうですか?
研 : 物凄いありがたいですね。なかなかこういう場所でお仕事させてもらえる事がないのですごくいい勉強になると思います。
野口 : ひとみさんにはずっと一緒にお手伝いしてもらいます。
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最後に番組PRをお願い致します。
野口 : 突然タイトルまで変えてしまって申し訳ないと思っております。しかし前向きな気持ちを理解していただけたら。ゲストのみなさんが思っている事とか考えている事、昔の事とか未来の事を色々とトークしながら、歌を楽しく歌っていけたらと思っています。
第3回目のゲストは京本政樹さんです。最近お友達になったのですが、凄い野口五郎フリークで僕の事を僕よりも詳しくて。そういう方に当時の歌謡界とか野口五郎像の話を聞こうと思っています。よろしくお願いします。