あべや

津軽三味線全国大会のチャンピオン、阿部金三郎・銀三郎兄弟を中心に結成された津軽三味線、民謡を中心とした日本民俗音楽芸能集団。若き才能が光る、実力派の演者が揃い、老若男女問わず愛されている。独自の公演をはじめ、学校公演、文化庁ワークショップ、海外公演など年々その活動の幅を広げている。コミカルなトークでお客様を笑顔にし、津軽三味線の躍動感あふれる響き、透き通る歌声、表現力豊かな尺八の音色、迫力ある演奏で観る者を魅了する。

阿部 金三郎 | KINZABURO ABE

昭和59年生まれ・東京都 足立区出身
津軽三味線奏者
幼少期より芸事に勤しみ、わずか12歳で高橋流の名取を襲名し「金三郎」を名乗る。 
津軽三味線の全国大会にも学生時代より果敢に挑戦し、平成17年祈願の全国津軽三味線コンクールを二十歳で制覇し八代目全国チャンピオンに輝く。
日本のみならず海外にも活躍の場を広げ、海外15カ国以上での公演も行う。アフリカはマリでの演奏、レポートの模様はフジテレビの「めざましテレビ」でも紹介され1ヶ月放送された。津軽三味線を始め、尺八、唄をマルチにこなすあべやのリーダー。演奏、作曲のみならずエンターテイメントを追求する舞台作りに挑む舞台人の一人である。

阿部 銀三郎 | GINZABURO ABE

昭和62年生まれ・東京都 足立区出身
津軽三味線奏者
民謡家である両親のもとに育まれ、学生時代より民謡の店「浅草追分」で修行をはじめる。そのセンスはすぐに頭角を表し全国の名立たるコンクールで学生部門の賞を独占する。日本最高峰の全国津軽三味線コンクールでは5年連続で準優勝という苦悩の末、2010年ようやく優勝を手にする。ネット番組【電闘芸脳 36CH】を開設し、民謡・邦楽・和楽器の新しい「見せ方」を独自の感性で若い世代を中心に発信している。2015年ももいろクローバーZの夏のライブ「桃神祭」にももクロ和楽器隊として参加。現在は兄と結成した、あべやで国内外問わず活躍中。ユニークなキャラクターでその人気を博す。

根本 麻耶 | MAYA NEMOTO

千葉県我孫子市出身
民謡歌手・三味線奏者
民謡家である家族のもと、幼少期より、民謡、三味線になれ親しむ。高校卒業と共に浅草にある民謡の店「追分」にて修業を始め、数々の出会いと舞台を重ね始める。抜群のセンスを武器に唄だけでなく、津軽三味線、津軽の手踊りと幅広く芸を広げ、エンターテイメントの追及に磨きをかける。日本全国の民謡をこなし、CD収録曲以外にも津軽から西ものまで、幅広くこなす。舞踊は津軽の手踊りを得意とする。

安藤 龍正 | TATSUMASA ANDO

平成5年生まれ ・兵庫県出身
津軽三味線・踊・他
島根県出身の祖母西村サツ子氏の影響により小さい頃から民謡のある環境に育つ。特に島根名物の安来節は祖母の教授により学生時代 からその頭角を現す。弦(三味線)・鼓(つづみ)・踊(どじょうすくい)この3部門別で競われる安来節全国大会では3種全部門優勝の経歴は前人未到である。 高校入学時になると、大阪にて民謡の名門、梅若朝 啄氏の門を叩き、安来節のみならず日本全国の民謡、三味線の修業始める。高校卒業後、上京し民謡の名門高橋流三乃会に入門。津軽三味線の精進とその芸 の幅を広げる。 現在は「浅草追分」にて鍛えた芸を連日披露する。

佐藤 公基 | KOUKI SATO

平成5年生まれ・東京都 台東区出身
尺八奏者
2015年、東京藝術大学音楽学部邦楽科尺八専攻卒業。
民謡一家に生まれ、幼少より家族に手ほどきを受け舞台活動を始める。民謡、伝統邦楽、古典に加え、POPS、JAZZなどジャンルにこだわらず多方面にて活動中。その甘いマスクで老若男女問わず人気を博す。多彩な感情を尺八で表現する。